羽田空港ペットホテルがターミナル内でサービス拡大-70坪のドッグランも

宿泊用の「部屋」でくつろぐペットの猫

宿泊用の「部屋」でくつろぐペットの猫

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 今年7月に設備とサービスを拡大した羽田空港ペットホテルが好評だ。

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 同空港第1旅客ターミナルにある同店は、主に国内の航空旅客を対象に犬・猫・うさぎ・鳥類などのペットの預かりサービスを提供する。従来は受付カウンターのみを同ビルに設置し宿泊など実際のサービスは近隣地域にある設備を使用していたが、今年7月より、同ビル内に関連設備をすべて整えた。

 ペットの宿泊用「部屋」数は69。国際線の航空便をイメージした「ファーストクラス」「ビジネスクラス」「エコノミークラス」のグレードがある。トリミング設備や動物用「スパ」を完備するほか、ペットの運動スペースとして、航空機や管制塔を見渡すビル屋上に約70坪のドッグランを整備している。その規模は「都内では最大級」(同店)。

 同店によると、今夏の繁忙期には満室の日も多かったという。「旅行時にペットをホテルに預ける人々の数は増加傾向にあり、旅行とペットのケアという2つの要望を同時に満たすサービスを評価する声は多い」(同店)とも。

 国内旅行から戻り、預けた小型犬を引き取りに同店を訪れた利用者の1人は「(安心してペットを預けられる)施設が空港内にあって、とても便利」と愛犬との再会を喜んでいた。

 利用料金は、小型犬(5キログラム未満)の1泊基本料金が6,300円~。日帰りや一時預かりにも対応する。利用は完全予約制(2日前まで)。

 同店では今後も航空旅客に向けたペットホテル・サービスの充実を図ると同時に、空港という立地を生かして引退した盲導犬のケアや動物の里親を見つけるボランティアなど、新しい分野への取り組みも検討していくという。

 営業時間は7時~22時。

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