築地市場（中央区）・大田市場（大田区）・豊洲新市場用地（江東区）をバスで巡るセミナーが7月より、シリーズで開催される。

　東京中央卸売市場が一般を対象に、実際の市場の施設と業務の見学などを通して卸売市場の魅力を再発見・再認識してもらうと企画する「TOKYO ICHIBA PROJECT」の一環。2015年2月までに計10回の開催を予定し、各回、プロジェクトの概要説明、市場内部の自由見学、質疑応答などに加えて築地市場の豊洲移転の背景も解説する。

　現在参加者を募集しているセミナーは、7月2日＝「ママ向けバスセミナー」（対象：都内在住・在勤で0～9歳の子どもがある成人女性、応募締め切り6月23日）、8月2日＝「子ども向けバスセミナー」（対象：都内在住・在学の小学1～3年生、同7月18日）、8月21日＝「子ども向けバスセミナー」（対象：都内在住・在学の小学4～6年生、同8月7日）。

　ママ向けバスセミナーは「食育」の観点を取り入れた内容で、市場に買い出しに来る鮮魚店のスタッフから旬の魚の食べ方などについての説明を受ける。「子ども向けセミナー」では参加者による絵日記や壁新聞の制作などを予定する。

　一般を対象にする「通常版バスセミナー」は7月28日（応募締め切り7月11日）、9月6日（同8月25日）、9月17日（同9月2日）、10月7日（同9月22日）に開催予定。

　時間は各回8時15分～13時。定員30人で、公式ホームページの専用フォームから応募できる。応募者多数の場合は抽選。詳細は同プロジェクトの特設ホームページで確認できる。

　「TOKYO ICHIBA PROJECT」の展開は昨年に続くもの。「従来の（通常版）バスセミナーだけでなく、テーマ型バスセミナーを実施で都民に中央卸売市場の移転をより身近なものとして感じていただき、市場の機能や役割を学んでもらいたい」と同市場広報担当者。