お台場で建設が進む「X」型の巨大歩道橋が12月17日、完成し供用を開始する。
完成間近の「X」型の歩道橋「青海・台場クロスウォーク」の全景
関東地方整備局川崎国道事務所が進めている長さ約100メートルの大型歩道橋工事。国道357号線と首都高速湾岸線を挟んで向き合うダイバーシティ東京プラザ側とフジテレビ本社ビル側の4地点を屋根付きの高架の歩道で結び、「お台場中央交差点」を通過する歩行者の安全性と利便性の向上と交通混雑の緩和を図る。
工事は現在、最終段階を迎えており、同日の開通式典の後、14時に供用開始を予定。一般の通行が可能になる。
新歩道橋はこれまで「お台場中央連絡橋」の仮称で呼ばれていたが、供用開始に向けて「青海・台場クロスウォーク」と正式に命名された。名称は東京都・港区・江東区・臨海副都心まちづくり協議会など・関東地方整備局で構成する名称選定委員会が決めた。
開通に伴いお台場中央交差点の8カ所の横断歩道は撤去される。歩行者は全て「青海・台場クロスウォーク」を通過することになり、入り口となる地上の4地点にはエレベーターを設置する。自転車利用者は地上で道路を横断できるが、歩道橋内の階段にも斜路を設置し通行を可能にする。
新歩道橋は巨大なサイズと「X」型の形状、屋根部分などのスタイリッシュな半透明の設計などから、お台場の新しいランドマークになることが期待されている。