お台場の博物館「船の科学館」（品川区東八潮3）の野外特設ステージで8月28日、10代限定の無料音楽フェス「UMI-POP’13」が開催される。

　若者に海や船員の魅力を伝えるための音楽フェスティバルで、外航海運の労使が共同で発足した「J-CREW プロジェクト　～やっぱり海が好き～」が主催する。同プロジェクトは日本経済を支える海運を担いながらも減少が続く「外航船員」という職業の魅力を伝えるための情報発信を行っている。ピーク時に約5 万6880人いた外交船員は2010年度には2236人に減少しており、将来にわたり安定的な運航を確保するため外航日本人船員の増加は「国家的な課題」になっているという。

　フェスは、プロジェクトのメーンイベントとして企画する「海と音楽の祭典」。対象は将来の船員候補である「10代」に限定し、「音楽」の力を借りて若者に船員職業の魅力を広く伝える。出演アーティストは「GRAPEVINE」「Shing02」「THE ラブ人間」「9nine」、奥華子さん、「きのこ帝国」、椎名純平さん、「GAGLE」ほか約10組。全国の商船系の高等専門学校もブースを出展し各学校の魅力や練習船の様子などの紹介するパネルや写真の展示を行う。

　参加は無料招待制で、定員は3000人以上。現在、第2次参加申し込みをプロジェクト公式ウェブサイトで受け付けている。7月31日締め切り。応募者多数の場合は抽選。