羽田空港内の国内線・国際線ターミナル駅(大田区羽田空港3、2)を含む京浜急行電鉄の主要駅は2月14日より順次、日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語に対応した新型自動精算機を導入する。
羽田空港から京急線を利用して国内各地に向かう海外からの到着旅客に向け、利便性の向上を図る。同社は2010 年の羽田空港国際化と国際線ターミナル駅開業を機に、英語による車内自動アナウンスを開始したほか、駅構内の駅名看板・行き先案内表示とウエブサイトの4カ国語化などの対応を進めてきたが、同空港では今後さらに国際線発着便の増加が見込まれることから、多言語対応の自動精算機を全駅に設置する。
新型機は、既に同鉄道の港町駅と梅屋敷駅に先行設置するモデルで、全ての画面案内と精算操作が4か国語で可能なほか、ユニバーサルデザインに配慮した設計にもなっている。3月末までに空港内の2駅などの主要12駅に導入し、その後、同社線の全72 駅(泉岳寺駅を除く)に順次設置する予定。
新サービスの提供は3月23日の交通系ICカード乗車券の全国相互利用のスタートにもタイミングを合わせるもので、1枚のICカードで国内を移動する海外旅客にも広く対応できるとしている。