羽田空港国際線旅客ターミナルビル(大田区羽田空港2)に隣接する東京モノレール羽田空港国際線ビル駅構内に2月1日、最新型の外貨自動両替機が登場した。
JTBグループで金融決済事業などを手掛けるJTBビジネスイノベーターズ(品川区)が、増加する国際線利用者向けサービスの一環で設置した。両替機は、世界で初めて複数通貨の双方向の両替に対応する沖電気工業(港区)製の最新機種「RG7 外貨両替機」2台。日本円から米ドルやユーロへの両替と、米ドルやユーロから日本円への両替が 1 台でできるほか、従来の券種枚数が決められたパッケージでの両替ではなく、自由に金額や券種を指定することが可能になっている。
設置場所は同鉄道駅出発ロビー階3階下りホーム改札口手前。取り扱い券種は、日本円から外貨(紙幣)=50・10米ドル・100 ユーロ、外貨から日本円=100・50・20・10・5米ドル・500・200・100・50・20・10・5ユーロ。取扱金額は下限10 ドル~上限10万円相当。
「羽田空港はビジネス利用者も多くスピーディーなサービスが求められている。本サービスは窓口で人を介する必要がないため出発間際でもすぐに両替ができる。機械化によるコスト削減と入金紙幣を出金に利用するリサイクル機能による現金運用の効率化を図ることで、銀行と同等レベル以上の為替レートでサービスを提供する」と同社担当者は話す。