羽田~フランス線、昼間の運航可能に-長距離2路線目、日仏オープンスカイ合意で

羽田空港の新旧管制塔(参考画像)

羽田空港の新旧管制塔(参考画像)

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 国土交通省は7月9日、日本とフランスによる航空輸送の自由化「オープンスカイ協定」の実現を目指す協議が合意し、羽田空港・成田空港など首都圏空港の発着枠の拡大などを認めたと発表した。対象路線にはフランス本土路線に加え、ニューカレドニア線・タヒチ線も含まれる。

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 羽田空港関連では2014年の国際線発着枠の3万回から6万回への倍増のタイミングで、昼間時間帯(6時~23時)に両国の2便ずつの運航を認めた。現在、羽田空港の昼間時間帯の国際線の運航は近距離路線に限定されているが、今回の合意により両国間の長距離路線が実現する。

 成田国際空港では2013年夏に年間発着回数が現在の22万回から27万回に引き上げられるのを機に、関西国際空港・中部国際空港関連では合意時点でそれぞれオープンスカイを実施する。

 同協定の合意により航空会社は両国間の路線・便数などを自由に設定できる。日本はこれまでに東アジア・ASEAN諸国・カナダ・オーストラリアなどとの間で合意し、フランスは首都圏空港を含む合意の相手国としては17カ国目で、欧州ではイギリス・フィンランドに次ぐ3カ国目となる。

 現在、両国間には双方の航空会社計5社が計週53便を運航(貨物便を含む2012年夏季スケジュール)。羽田空港からは深夜早朝時間帯にJALが毎日、パリに直行便を運航する。(取材協力=みんなの空港新聞)

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