国土交通省は6月1日、日本とカタールによる航空協議が合意し、羽田空港の発着枠などの設定を認めたと発表した。
日本とカタールの双方の航空会社は2013年夏期以降、羽田~ドーハ線にそれぞれ旅客便を週7便・貨物便を週6便運航できるようになる。羽田空港野発着枠は深夜早朝時間帯(23時~翌朝6時)に限定する。
合意では成田空港の発着回数が27万回に増加する2013年夏期のタイミングで、成田~ドーハ線の双方の国の運航枠を現行の2倍の週14便に増便することも認めた。
両国間には現在、カタールの航空会社1社が週に7便を運航する(成田~関空~ドーハ路線)。旅客の輸送実績は18万人(2011年)。日本とそのほかの湾岸諸国との航空交渉では5月、UAEとの協議が合意。羽田空港の発着枠などを認めている。
航空協議が合意し羽田空港の国際線発着枠が設定されているが、航空会社の就航が未定の路線は今回の中東2カ国のほかに、アムステルダム・バンクーバー・ベトナム主要都市・オーストラリア主要都市・イギリス主要都市(昼間時間帯)・ニュージーランド主要都市などがある。