羽田空港にコンパクトホテル開業-1泊4,900円~、時間利用も

オープンニングセレモニーには航空会社支店長ら空港関係者が駆けつけた。右から4人目がファーストキャビンの来海忠男社長。

オープンニングセレモニーには航空会社支店長ら空港関係者が駆けつけた。右から4人目がファーストキャビンの来海忠男社長。

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 羽田空港第1旅客ターミナルに4月23日、コンパクトホテル「ファーストキャビン羽田ターミナル1」(TEL 03-5757-8755)がオープンした。

「ファーストクラスキャビン」

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 日本空港ビルデング(大田区羽田空港3)とファーストキャビン(千代田区)による、ビジネスホテルとカプセルホテルの間の位置付けの宿泊施設で、これまで航空会社のオフィスがあった同ターミナル1階中央に立地する。広くスペースを取った正面のエントランス・フロント・ラウンジは木目調の落ち着いたインテリアでまとめられ、その奥には「キャビン」と呼ばれるユニットタイプの客室計130室を設置する。

 上級客室の「ファーストクラスキャビン」は飛行機のファーストクラスをイメージするデザインで、幅・高さ・奥行きがそれぞれ約2.1メートルの専用空間に、32 インチ液晶テレビ、120センチ幅のワイドサイズベッド、サイドテーブル、インターネット環境などを備える。一般客室の「ビジネスクラスキャビン」は幅・高さ・奥行きがそれぞれ1.2メートル・2.1メートル・2.1メートル。共用設備として大浴場・シャワーブース・ラウンジなども設ける。施設は旅館業法上「簡易宿所」の扱いとなるため客室の出入り口には施錠ができないが、キャビンエリアを男女別にし、施設入口のカードキーと客室内に鍵付き収納を設置することでセキュリティーを確保する。

 オープニングセレモニーでファーストキャビンの来海忠男社長は「利用者は安いコストでも快適さを求めることから、既存のホテルにはない新しいコンセプトのホテルを開発した。羽田空港で最高のサービスを提供していく」と意気込みを見せた。

 宿泊とデイユース(時間利用)での利用が可能で、料金は、宿泊=ファーストクラスキャビン5,900円・ビジネスクラスキャビン4,900円、2時間のデイユース=ファーストクラスキャビン2,000円、ビジネスクラスキャビン1,600円。予約はウェブサイトと電話で受け付ける。

 同空港内の一般向け宿泊施設は、第2旅客ターミナルに直結する羽田エクセルホテル東急に次ぐもの。

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