日本空港ビルデング(大田区羽田空港3)とファーストキャビン(千代田区)は4月23日、羽田空港第1旅客ターミナル内にコンパクトホテル「ファーストキャビン羽田ターミナル1」をオープンする。
ビジネスホテルとカプセルホテルの間の位置付けの簡易宿泊施設で、同ターミナル内1階の中央の場所に「キャビン」と呼ばれる客室計130室を提供する。
上級客室の「ファーストクラスキャビン」は飛行機のファーストクラスをイメージするデザインで、幅・高さ・奥行きがそれぞれ約2.1メートルの専用空間に、32 インチ液晶テレビ、120センチ幅のワイドサイズベッド、サイドテーブル、インターネット環境などを備える。一般客室の「ビジネスクラスキャビン」は幅・高さ・奥行きがそれぞれ1.2メートル・2.1メートル・2.1メートル。共用設備として大浴場・シャワーブース・ラウンジなども設ける。
施設は旅館業法上「簡易宿所」の扱いとなるため客室の出入り口には施錠ができないが、キャビンエリアを男女別にし、施設入口のカードキーと客室内に鍵付き収納を設置することでセキュリティーを確保する。
宿泊とデイユース(時間利用)での利用が可能で、料金は、宿泊=ファーストクラスキャビン5,900円・ビジネスクラスキャビン4,900円、2時間のデイユース=ファーストクラスキャビン2,000円、ビジネスクラスキャビン1,600円。予約はウェブサイトと電話で受け付ける。
ファーストキャビンは同コンセプトの施設を大阪と京都で運営している。東京および空港ターミナルでの店舗展開は今回が初めて。羽田への出店については、「早朝・深夜フライト利用者の宿泊はもちろん、日中時間帯のフライト前後のデイユースにも対応できる。ビジネス・レジャーを問わず空港利用者の多様なニーズに応えるホテルを目指す」とファーストキャビン広報担当者。
同空港内の一般向け宿泊施設は、第2旅客ターミナルに直結する羽田エクセルホテル東急に次ぐものとなる。