羽田空港第1ターミナルに4月3日、新型自動販売機「インタラクティブ ハピネスマシン」が登場した。
日本コカ・コーラ(渋谷区)が開発した「楽しさを具現化した」ソフトドリンクなどの販売機材。単なる「機能の高度化」「インターフェースのデジタル化」にとどまらず、「商品を選ぶ」「ボタンを押す」などの購買行動に「インタラクティブ」(双方向)な楽しさや驚きを加えることで、「コカ・コーラの世界観やブランドを体験できるのが特徴」だという。
販売機の正面には47インチの大型タッチスクリーンを備え、CMタレントが手招きで呼び込みを行ったり、人が近づくとセンサーが画面を販売中の商品の表示に切り替えたりできる。利用者はスクリーンを「スワイプ」や「タッチ」して商品のリストや詳細を確認し選択する。商品の販売機能に加え、パズルゲームなども装備。商品の購買に関わらず無料で楽しむことができる。同社は今後、同型機の機能を生かす多様なコンテンツの開発を進めていくという。
羽田空港では第1ターミナル2階マーケットプレイスで今月8日まで、同自販機を実際に体験できるキャンペーンを実施する。期間中、実際の販売機のさまざまな機能を自由に操作できるほか、サンプル飲料も配布。9日以降は、同ターミナル出発ロビー内に営業設置する。
同自販機を設置するのは羽田空港が初。同社は年内に、国内の大型商業施設などに計数十台の導入を予定する。