日本空港ビルデング(大田区羽田空港3)とファーストキャビン(千代田区)は1月26日、羽田空港第1旅客ターミナル内にコンパクトホテル「ファーストキャビン羽田」(仮称)を今春開業すると発表した。
新施設は「コンパクトでスタイリッシュで機能的」な客室と、ビジネスホテルとカプセルホテルの間の価格帯での「快適な滞在」が特徴になるという。客室はシングル専用キャビンを男女別エリアに設ける。上級客室の「ファーストクラスキャビン」は飛行機のファーストクラスをイメージするデザインで、幅・高さ・奥行きがそれぞれ2.1メートルの専用空間に、32 インチ液晶テレビ、120センチ幅のワイドサイズベッド、サイドテーブル、インターネット環境などを備える。幅・高さ・奥行きがそれぞれ1.2メートル・2.1メートル・2.1メートルの「ビジネスクラスキャビン」ほか、大浴場・ラウンジスペースなども設ける。宿泊とデイユース(時間利用)での利用が可能。
施設は旅館業法上「簡易宿所」の扱いとなるため客室の出入り口には施錠ができないが、施設入口のカードキーと客室内の鍵付き収納でセキュリティーを確保するという。
同社は現在、同コンセプトの施設を大阪と京都で運営している。東京での店舗展開は今回が初めてで、羽田空港での展開については「フライト前後の時間調整にも利用できるデーユースにも対応し、ビジネス・レジャーを問わず空港利用者のさまざまなニーズに柔軟に応えるホテルを目指す」(広報担当者)。
サービス内容・場所・利用料金などの詳細は今後、決定次第発表していく。