羽田空港国内線ターミナルで10月17日、「未来への教科書 写真展in羽田空港」が始まった。
日本空港ビルデングと東日本大震災の被災地と被災者を支援する映像情報士協会(復興支援メディア隊)が開催する写真展。同協会は被災地の小中学校・避難施設などと連携し、被災地の小中学生自身に復興に向けた希望の象徴となるモチーフを選んで写真を撮影してもらい、作品を「未来への教科書」として構成・制作する活動を行っている。大手メディアとは別の被災者の視点で情報を伝えることで、被災地の中長期的な支援と風評対策コンテンツ制作を目指すという。撮影にはプロカメラマンも協力。これまでに200人以上の小中学生が「復興支援メディア隊」メンバーとして活動している。
展示場所は、第1旅客ターミナル=1階到着ロビー手荷物受取場内、第2旅客ターミナル=1階到着ロビー手荷物受取場内と2階出発ゲートラウンジ内65番搭乗口前。3カ所合わせて、過去半年間で撮影された約300作品を展示する。一部を除き到着ロビーでの展示は到着旅客のみが、ゲートラウンジの展示は出発旅客のみが閲覧できる。
羽田空港での開催について、両主催者は「全国49都市と結ばれている国内線旅客ターミナルから復興の思いを発信していきたい」と話す。12月26日まで。