羽田空港の鉄道アクセスの2社は9月12日、夏季期間中続けていた節電対策の一部を見直し、平常ダイヤでの運航再開や駅・車両の照明の通常レベルへの復旧などを実施する。
政府の9月9日の「電力使用制限令」の解除を受けて、各種節電対策の実施を一部終了するもの。東京モノレールは平日の11時~16時に本数を減らす臨時ダイヤに代わり、全ての列車を平常ダイヤで運行する。駅と車内などでの節電は継続し、ホーム・コンコースの照明を一部減灯するほか、車両の室内灯の一減灯や区間限定での消灯を行う。車内冷房を通常より1度高く設定する対応も続ける。
京浜急行電鉄は羽田空港国際線・国内線ターミナル駅などでのエスカレーターの運転再開と駅空調・車内照明の平常使用を実施する。23日からは編成両数を半減していた一部の「エアポート急行」を平常運転に戻し、それに合わせて一部のダイヤも変更する。変更では横浜方面から羽田空港に向けた一部のアクセスが向上する予定。一部の駅などでの減灯などの節電対策は継続する。