JALは7月1日から、同社の東京(羽田)-ソウル(金浦)線のエコノミークラスで「空弁」の機内食サービスを開始する。
空弁は鉄道駅で販売される駅弁の空港版。小型のパッケージでにおいが少ないメニューが特徴で、航空機内で食べられる弁当として空港売店で人気がある。同社によると、日本の航空会社が国際線機内食として提供するのは今回が初めて。
提供する空弁は、月刊誌「食楽」(徳間書店)とのコラボレーションで開発。「食楽空弁」と名付けた。「これまでの機内食サービスの枠組みにとらわれない発想のもと、デパートの地下街の有名弁当なども研究しながら、機内食に求められる高い品質基準を満たした」(同社)という。
羽田発では松花堂弁当を、金浦発では日本各地の名物をイメージした丼や炊き込みご飯を、それぞれ用意する。共に10日ごとに内容を変更する予定。7月のメニューは、羽田発が初夏を彩る内容の「橙(だいだい)」「丹(に)」「紅(くれない)」シリーズで、金浦発が「はらこ飯」「鯛飯と烏賊飯御膳」「鰻飯とタコ飯御膳」。
同社は、各月のメニューや食に関する季節の話題を日本語・韓国語で記載した小冊子も作成。同機内食に同封するほか、内容を食楽の誌面でも紹介していく。
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