国交省、羽田・成田周辺の放射線量を公表-最新データで風評回避へ

羽田空港第2ターミナル(参考画像)

羽田空港第2ターミナル(参考画像)

  • 0

  •  

 国土交通省は3月20日より、同省のウェブサイトで羽田空港(東京都大田区)と成田空港(千葉県成田市)の周辺地域の放射線量に関するデータを公表している。

[広告]

 東日本大震災による福島第1原子力発電所の事故を受け、欧州などの航空会社の一部が予防処置として両首都圏空港への運航スケジュールを大幅に変更していることへの対応。最新の正確な安全情報を提供することで風評を回避し航空サービスを正常化することで、物流・経済への影響を最小限に止めるのが目的。

 同ウェブサイトには両空港周辺地域の数カ所で測定された放射線観測値が、日常生活で浴びる放射線量などの情報とともに掲載される。観測値の出典は神奈川県安全防災局危機管理対策課(羽田空港周辺)と茨城県環境放射線監視センター・千葉県ウェブサイト(成田空港周辺)で、情報は日本語と英語で掲載する。更新は毎日午前と午後に更新する予定。

 同原子力発電所事故については国際航空運送協会(IATA)が3月19日、国際民間航空機関(ICAO)・国際原子力機関(IAEA)・世界保健機関(WHO)などの国際機関が日本発着の航空輸送に安全上の問題がないことを宣言したことを歓迎し、首都圏の両空港への航空機の運航にいかなる制限や処置が必要でないことを確認している。(取材協力=みんなの空港新聞)

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース