川崎市などで組織する川崎市観光協会連合会は2月3日、同市川崎区の臨海部に広がる大規模工場地帯の夜景の魅力と地域の情報を伝える特設サイト「川崎工場夜景サイト」を開設した。
同工場地帯は羽田空港(東京都大田区)から多摩川をはさんだ対岸に位置する。工場の多くは24時間稼働し夜間も「イルミネーションのような」(同サイト)ライトに照らされることから一般に人気があり、地域自治体も「観光資源」としての活用を進めてきた。
同サイトは写真や地図を多用し、「川崎工場夜景」に関する基本情報、浮島町・水江町・池上町などの6つのエリアごとの主な工場と夜景の特徴の解説、さまざまな工場写真のスライドショーなどを掲載する。併せて修学旅行のモデルコースや産業観光ツアーの情報、近隣の宿泊施設のリストなども提供する。
同地域ではこれまでにも、主要な工場を巡る「産業観光バス」や観光船などが運行され、昨年からは国際化した羽田空港の利用客の取り込みに向けた施策も実施している。同サイトでは地域の「夜景」をさらに積極的にPRすることで「スタディー・ツーリズム」の目的地としての認知を高め、地域の活性化につなげていきたい考え。