ANAは4月16日より、羽田空港と台湾・韓国を結ぶ路線などで「サービス補助員(In-Flight Service Assistant)」の搭乗を開始する。
同社の言語対応力の強化を通じた機内サービスの向上策の一環。客室乗務員(CA)とは別に現地公用語に対応できる専任スタッフが1人搭乗し、機内で旅客向けの通訳サービスや現地語での一般案内と機内アナウンスなどを行う。制服は客室乗務員とは異なるものを着用し、旅客に利用しやすくする。
対象の国際線は羽田~台北・松山(1日2往復)と羽田~ソウル・金浦(同2往復)のほか、成田~台北・桃園(同1往復)、羽田~ソウル・金浦(同2往復)、成田~ソウル・仁川(同1往復)、関空~ソウル・仁川(同1往復)、名古屋~ソウル・仁川(同1往復)。
同社の成田~台北・桃園には2009年から2010年にかけて同様のサービス補助員が搭乗していたが、今回、対象路線を拡大しての再開となった。
専任の機内通訳は外国人乗務員の多い外国航空会社で日本路線などに搭乗にするケースはあるが、日本の会社ではこれまで外国籍をもつなど現地語にたけた客室乗務員が通訳サービスなどに対応するのがほとんど。
一部の便での搭乗は4月17日・18日から。(取材協力=みんなの空港新聞)