羽田空港第2ターミナル3階にある美術館「ディスカバリーミュージアム」で12月22日、新企画「飛翔 花鳥風月 ~吉祥文様(きっしょうもんよう)の陶磁器展~」が始まる。
展示作品は、重要美術品の「五彩仙姑図花盆」(中国・清時代)、「人物文赤絵瓶」(江戸後期)、「細川斉茲筆 百鳩図巻」や伊万里焼の名品など計26点。いずれの陶器作品も表面に中国文化圏に起源を持ち繁栄や富貴を意味する「吉祥文様」を描き、「人々の幸せを願う心」を表現しているという。
同館は10月13日の同ターミナル本館南側の拡張部分の供用開始に合わせてオープンした国内初の空港内美術館。700年の歴史を持つ細川家の至宝を管理する永青文庫の常設企画展として開設した。従来の美術館の枠を越えたラウンジ風の新しいスタイルが空港利用者の話題を集めている。
開館時間は11時~18時30分(祝日は10時~18時30分。入場無料。同展は2011年4月3日まで。