ANAは8月20日、羽田空港第2ターミナルの拡張と羽田発着の国際線定期便就航に伴う、10月以降の新サービスを発表した。
10月13日に供用開始を予定し同社がメーンで使用する予定の羽田国内線第2ターミナルの増築部分(本館南側)は地上6階・地下2階建てで、延べ床面積は約3,450坪。出発・到着ロビーが現在の約2倍の広さになり、ターミナル全体の利便性・快適性が向上する。自動チェックイン機・手続きカウンター・保安検査場・到着時の手荷物返却所などを増設し、同ターミナルビル南側にある搭乗口(現行63番~70番、新設700番~703番)における出発・到着時の動線も短縮。病気・けが・障害などによりサポートが必要な搭乗客向けに、国内空港初の室内カウンター「ANAスカイアシストカウンター」も設置するほか、マイレージプログラムの上級会員専用の専用保安検査場とラウンジも新設する。
国際線の新サービスについては、北九州空港と壱岐空港を除く国内のすべての空港から羽田出発の国際線への同社便乗り継ぎの搭乗手続きと荷物のスルーチェックインを可能にする。これにより同空港での国内線から国際線への乗り継ぎの必要時間が現在の80分から70分に短縮される。またパソコンでのチェックイン手続きサービス「Click internet check-in」を携帯電話でも可能にし、さらに同社国内線から国際線への乗り継ぎにも対応する。
同社では現在、ロサンゼルス・バンコクなど、アメリカと東アジアへの9路線1日12便の国際定期便運航を計画している(政府認可申請中)。(取材協力=みんなの空港新聞)