京浜急行電鉄(港区)は8月2日、羽田空港国際線地区(大田区羽田空港2)に10月に開業する「羽田空港国際線ターミナル駅」のサービスや店舗の詳細を発表した。
同駅は新国際線ターミナルビルに直結する「アクセスホール」地下に設置され、同ビル3階にある国際線出発ロビーと2階到着ロビーへはエスカレーターなどで直接移動できる。広々とした幅14メートルのホームでは荷物用カートの利用が可能で、線路への落下防止用の安全柵と大型のエレベーターも設置する。到着ロビー階改札口付近には案内カウンターを設置し、4カ国語対応のコンシェルジュを常時配置。英数字の記号で路線を把握できる「駅ナンバリングシステム」の導入(同駅のナンバーは「KK16」)と併せて、外国人などの利用客増加に対応する。
駅構内店舗には「日本と海外を結ぶ駅ナカ」を意識し、鶏料理店「玉ひで」の「玉ひで親子丼亭/和心 あんず」、コンビニエンスストア「セブン-イレブン」、カフェ「上島珈琲店」、リラクセーション施設「西洋館」、「四季の森歯科クリニック」(2階)などが出店する(一部店舗名は仮称)。各店舗の営業時間などの詳細は未定。
現在は全列車が同駅を通過しているが、運行時間中は新駅のホームなどの照明を点灯しており、7月下旬より通過列車内で新駅開業の案内アナウンスを行っている。新駅について、同社は「空港アクセス駅として使いやすさを最優先に、海外への出発と到着の双方のお客さまがストレス無くアクセスできる日本の玄関にふさわしい設備とサービスを提供する」とコメントしている。
新駅の供用開始は新国際線ターミナルビルと同じ10月21日を予定。