京浜臨海部に「産業観光バス」-羽田国際化見据え地域観光促進

川崎鶴見臨港バスの車両 画像=京浜急行電鉄

川崎鶴見臨港バスの車両 画像=京浜急行電鉄

  • 0

  •  

 京急グループの川崎鶴見臨港バス(川崎市)と神奈川県は共同で7月17日より、京浜臨海部の産業施設を巡る「産業観光巡回バス」を運行する。

[広告]

 バスはJR鶴見駅(横浜市)を出発し、最先端の「ものづくり・環境技術」が集まる同地域の中でも産業観光的要素が高く一般が見学できる「東京ガス環境エネルギー館」「東京電力トゥイニー・ヨコハマ」「日産エンジンミュージアム」「キリン横浜ビアビレッジ」の4施設を経由して再び鶴見駅に戻る循環ルートを走る。通常、公共交通サービスを使って巡るのが困難なルートを特別に運行するため、家族連れなどの個人が夏休み期間に4施設をまとめて訪れる際に便利だという。

 利用客は各施設でスタンプを受けると、最後のスタンプの施設の関連グッズがもらえる特典も用意する。グッズは、東京ガス環境エネルギー館=「オリジナル地球大好き絵メールノート」、東京電力トゥイニー・ヨコハマ=「でんこちゃんマフラータオル」または「エコバック」、日産エンジンミュージアム=「定規セット」(来場者全員)・「横浜工場オリジナルストラップ」(スタンプ完走者)、キリン横浜ビアビレッジ=「ラガークリアーファイル」(大人)・「エコロジークリアーファイル」(小人)。

 同バスサービスは2006年より毎年夏休み期間に運行し、産業施設の見学を希望する幅広い層に好評だという。神奈川県観光課の担当者は「巡回バスは同地域の産業観光を推進する目的だが、多摩川をはさんだ隣接地域にある羽田空港の10月の再拡張・国際化も十分に意識するもの。空港機能の拡大に伴って、周辺エリアとしての京浜臨海部の観光産業が発展することを期待したい」と話す。

 運行日・出発時間はサイトで確認できる。運賃は、1日乗車券=大人500円・小児250円、1回乗車=大人200円・小児100円。1日乗車券は「巡回バスのりば」で販売する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース