JALは6月13日、同社の環境啓発活動の一環として胴体に「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」のロゴを描いた「COP10エコジェット」を、羽田空港を拠点にした主な国内路線に就航する。
環境省が認定する「エコ・ファースト企業」として環境負荷抑制と保全を推進し、一般に向けて身近な環境活動や生物多様性の大切さを伝える同社の取り組みの一つ。航空機の特別塗装によって10月に名古屋市で開催される「COP10」(生物多様性条約第10回締約国会議)を広くアピールし、「生物多様性」の大切さを伝えていくという。
機体は2008年より就航している緑の尾翼の特別塗装機「JALエコジェット」(ボーイングB777-200型機)に新塗装を施すもの。主に羽田空港から札幌(新千歳)・大阪(伊丹)・福岡を結ぶ国内路線を運航する。
同社では現在、「JAL Happy Eco Project」として、水の循環や生物多様性をテーマにした環境絵本「海と空の約束」(原作=西谷寛さん)を全便(一部小型機を除く)に搭載するほか、環境をテーマにしたエンターテインメント作品の機内上映なども行う。国内線エコジェットに搭乗者には、機内で花の種(6月は「あさがお」)をプレゼントしている。
運航は11月ごろまでを予定