京浜急行電鉄は7月17日より、新路線「成田スカイアクセス」の開業に伴い、羽田空港と成田空港を結ぶ直通列車を増便し、所要時間を約20分短縮する。
新しい直通電車は羽田空港から京急線~都営浅草線~京成線~成田スカイアクセス線~京成線を通って成田空港まで運行する。両空港を結ぶ直通列車は現在、羽田空港発が平日=5本・休日=1本、成田空港発が平日=1本・休日=2本運行しているが、新スケジュールでは、羽田空港発が平日=11本・休日=16本、成田空港発が平日=12本・休日=16本と大幅に増便。双方向とも日中は約40分間隔の運行となる。所要時間は羽田発が103分、成田発が104分と、現在より約20分短縮する。
「成田スカイアクセス」は東京都心と成田空港を結ぶ新しい地上交通「成田新高速鉄道」の愛称。現在の京成線より北にある北総線を経由する新ルートを通り、新型車両が在来線では国内最高となる時速160キロで走行し、日暮里(台東区)~空港第2ビル間を最短所用時間36分で結ぶ。羽田~成田間の直通電車もこのルートを通ることで所要時間の大幅な短縮が可能になった。
京急電鉄の担当者は「(新スケジュールで)羽田・成田の両空港間の鉄道アクセスの利便性がさらに向上する」と、10月の羽田国際化も念頭に新サービスに自信をみせる。