大田区民ホール・アプリコ(大田区蒲田5)の館内に5月15日、「アプリコ・アートギャラリー」が新設された。
同施設を管理する大田区文化振興協会が、地下ロビーのフリースペースを有効活用し、本格的な絵画展示場を設置したもの。2つのスタジオ前の合計約17メートルの壁面を使用する。一般的な公共施設での展示と異なり、紫外線カットの照明・ガラスの仕切り・スタンド式作品解説プレートなどの設備をそろえるなど、作品の見せ方にも工夫を施す。
展示はプロの画家の作品に限定する。2009年5月24日までの1年間は、地域の風景画による企画展「新大田区百景」を4期に分けて開催。オープニングから8月24日までの第1期のテーマは「大田区俯瞰(ふかん)」。その後約3カ月ごとに、「蒲田地区」「大森地区」「調布・湾岸地区」とテーマを変える。期ごとに、大田区が製作・所有する「新大田区百景」の作品群からテーマに沿って選定した10作品を展示する。
同施設には大・小ホール、展示室、スタジオなどがあり、年間を通したさまざまなイベントに延べ3万人以上が訪れる。同協会は「このギャラリーを通して、地域の人々に優れた芸術作品に親しみ地元の素晴らしい風景を再発見する機会を提供したい」という。
開場時間は9時~22時。
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