羽田空港国際線発着枠、年9万回に拡大-国交省・成長戦略会議が最終報告

羽田空港国際線地区で建設が進む国際線旅客ターミナル(2010年4月10日撮影)

羽田空港国際線地区で建設が進む国際線旅客ターミナル(2010年4月10日撮影)

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 国土交通省は4月13日、現在建設中のD滑走路(第4滑走路)の10月の運用開始に伴い、羽田空港の2013年度以降の国際線発着枠を年間9万回に拡大する方針を発表した。

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 同省の成長戦略会議が前原国土交通大臣に要請する最終報告の「重点項目」の一つ。これまでに確定していた昼間時間帯のアジア近距離線用の3万回と、夜間の欧米路線も含めた3万回の国際線発着枠に昼間時間帯3万回を加え、合計で9万回とする。追加枠では欧米路線の定期便運航も可能にし、「羽田の『24時間国際拠点空港化』を進め旺盛な首都圏の国際航空需要に対応するとともに、国内線ネットワークを生かして同空港の国内・国際ハブ機能を強化する」としている。

 同報告には、成田空港の機能拡大と併せた首都圏空港の一層の容量拡大と機能強化の検討や、LCC(格安航空会社)の参入に向けた「拠点空港におけるLCC専用ターミナルの整備」などの方針も盛り込まれた。

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