「もう一つの羽田空港」営業終了-東京モノレール浜松町駅・航空会社有人カウンター

照明を落とし営業終了の案内を掲げるANA・JALのMCATカウンター

照明を落とし営業終了の案内を掲げるANA・JALのMCATカウンター

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 東京モノレール浜松町駅(港区)3階の「モノレール浜松町シティエアターミナル」(MCAT=エムキャット)で約12年にわたって羽田空港利用者に旅客サービスを提供していたJALとANAの有人カウンターが3月31日、営業を終了した。

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 窓口での航空券の購入を必要としないeチケットや自動チェックイン機の普及による利用者減少に伴う航空会社の業務効率化策の一環。有人カウンターはMCATがオープンした1998年、当時の国内主要航空会社がそろって設置した。年間を通じて羽田空港を利用する多くの旅客がこの窓口で航空券を購入しそのまま搭乗手続きを済ませ、モノレールで空港ターミナルに向かった。空港での手続きがほぼすべて完了できたことから、同カウンターを「もう一つの羽田空港」と呼ぶ航空ファンもいたという。

 これまで10年以上、出張などで羽田を利用する際にはいつも同駅からモノレールに乗っているという港区在住の50代男性は「閉鎖は時代の流れでやむを得ない。最近は実際に有人カウンターに立ち寄ることは少なかったが、航空会社のスタッフの笑顔がそこにあるだけでいつも安心できた」と閉鎖を惜しんでいた。

 東京モノレール広報担当者によると有人カウンター閉鎖後も「MCAT」の施設と名称はそのままで、引き続き両航空会社の自動チェックイン機を設置する。カウンター跡地にはモノレール乗車ホームへのエレベーターを設置する予定だという。

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