大田区は区民ホール・アプリコ(大田区蒲田5)で3月4日、羽田空港周辺の臨海部の目指すべき将来像を話し合う「(仮称)空港臨海部グランドビジョン2030シンポジウム」を開催する。
羽田空港の今年10月の再拡張・国際化を期に、空港と周辺臨海部の目指すべき将来像となる「グランドビジョン」を策定しようとする区の取り組みの一環。専門家らを迎え、空港関連のさまざまな動きが周辺地域にもたらす影響を見極め、課題を探るとともに実行すべきプロジェクトを明確にする。
パネルディスカッションでは青山やすし(漢字=にんべん・カナのハ・つき)さん(明治大学大学院教授)がコーディネーターとなり、松原忠義・大田区長、鵜飼信一さん(早稲田大学教授)、中井検裕さん(東京工業大学大学院教授)、屋井鉄雄さん(東京工業大学大学院教授)の4人をパネラーに迎える。
松原区長は今月、2010年度の予算案の編成に関するコメントの中で同空港の国際化に触れ、「アジアを始め海外との交流機会が大幅に増えていく。区は国際交流都市・多文化共生都市を目指す『国際都市おおた』を推進していく」とコメントし、空港の機能拡大と周辺地域へのかかわりに向けた区の積極姿勢を強調している。
シンポジウムの開催時間は18時~19時30分。傍聴の定員は先着約80人。当日会場入り口で受け付ける。