羽田空港第1旅客ターミナル(大田区羽田空港3)6階のフリースペース・スカイギャラリーで現在、作品展「バリアレス・ハート・ギャラリー in 羽田」が開催されている。
「やさしさ・おもいやり・共に生きる大切さ」をテーマに、普段一般の人の目に触れる機会の少ない障害者や海外の健常者の子どもたちが制作した絵画・キルティング・書道などの作品約80点を展示する。主催は障害を持つ人々の心の障壁の解消と相互理解を目指す「バリアレス・ハート構想」を提案するバリアレス・ハート実行委員会。
実行委員会の奥会長によると、同展は、社会の中の物理的な障害を解消する「バリアフリー」の浸透と同様に「バリアレス・ハート構想」を広げていこうと2001年12月、羽田空港で初めて開催した。以来、「いろいろな人々の絵を、より多くの方々に見てもらいたい」という思いから全国各地で展示を続けており、今回が19回目。同空港ビルでは8回目の開催となる。
「羽田空港での開催は、全国と海外の多様な人々に作品に接してもらえる素晴らしい機会。今回は環境をテーマにした作品も展示しており、さらに多くの人にメッセージを伝えたい」と奥会長。
12月11日13時30分より、同ターミナル「ギャラクシーホール」でセレモニーを行う。歌舞伎の上演やコンサート演奏も予定している。参加自由。
作品展示は2010年1月8日まで。入場無料。