羽田空港第1・第2旅客ターミナルで11月13日より、航空宇宙展「-羽田国際ターミナル2010年開業-『羽田から世界へ、羽田から宇宙(そら)へ take off』」が開催される。
京急電鉄(港区)と日本空港ビルデング(大田区羽田空港3)が2010年10月の同空港の再拡張・国際化に向けて企画する一般向けのイベントで、空港利用者と京急線利用者に対して「宇宙」をキーワードに本格化する国際線サービスの認知向上を促すのが目的。内容はJAXA(宇宙航空研究開発機構)が提供する宇宙航空関連の模型とパネルの展示、JAXA講師による講演などを予定している。
各会場では、京急沿線出身で今年12月から約6カ月間、国際宇宙ステーションでの長期滞在を予定する野口聡一宇宙飛行士への応援メッセージ募集も行う。備え付けの用紙で受け付けたメッセージの中から抽選で千人分のメッセージを野口さんに届けるもので、野口さんからはメッセージ入りクリスマスカードが返送されてくる。
展示場所は、第1旅客ターミナル2階フェスティバルコートと第2旅客ターミナル2階イベントスペースD。期間は第1ターミナルが同17日まで、第2ターミナルが同23日まで。
JAXA講師・山方健士さんによる講演会「楽しく学ぶ宇宙の不思議」は第1旅客ターミナル6階「ギャラクシーホール」も11月21日、午前と午後の2回開催を予定。野口飛行士らの宇宙での暮らしや宇宙での衣・食・住について、実験などを交えながら楽しくわかりやすく解説する。現在、京急アドエンタープライズがハガキによる参加申し込みを受け付けている。定員400人が抽選で選ばれる。応募締め切りは10月31日。
日本空港ビルデングによると、JAXAが広範囲に協力した宇宙航空関連イベントを同空港ターミナルで開催するのは近年では今回が初めて。