羽田空港でメディアアート展「空気の港」-東大デジタル公共アート・プロジェクト

展示作品のひとつ「空気の人」展示イメージ 写真=日本空港ビルデング・デジタルパブリックアートを創出する技術プロジェクト

展示作品のひとつ「空気の人」展示イメージ 写真=日本空港ビルデング・デジタルパブリックアートを創出する技術プロジェクト

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 羽田空港第1・第2旅客ターミナルで10月9日~11月3日、デジタルパブリックアート展「DIGITAL PUBLIC ART IN HANEDA AIRPORT 『空気の港』」が開催される。主催は、日本空港ビルデング(大田区羽田空港3)と東京大学「デジタルパブリックアートを創出する技術」プロジェクト(目黒区)。

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 「デジタルパブリックアート」とはメディアアートの新ジャンルで、テクノロジーを活用して公共スペースなどにアート作品郡を展開するもの。同展は同大学技術研究者とアーティストが共同で企画し、サブタイトルは「テクノロジー×空気で感じる新しい世界」。年間6,500万人以上が利用するターミナルでさまざまな人々にテクノロジーを駆使したアート作品に接してもらい、同空港をそれぞれの視覚・聴覚・触覚を楽しませ、自らの日常を振り返り心の奥底に潜んだ感情や記憶を呼び覚ます「空気の港」にしてもらおうという斬新な試み。

 展示が予定されているのは、ヘリウムガスを満たした極薄のハイテク素材がゆらゆらと動いて空気を可視化する「空気の人」、航空機が同空港から離陸するのとほぼ同じタイミングでLEDが光る「出発の星座」、人がいる間だけ針が現れる時計台「自針と分針」など8作品。

 同プロジェクトは同展をデジタルパブリックアートの基礎技術となる研究成果を一般に紹介する機会とし、空港利用者に「メディア・パブリックアート・情報技術・コミュニケーションの未来を考え、見て、聞いて、触れて新しい驚きと感動を感じてもらいたい」とコメントしている。

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