首都高羽田補修基地でキッズイベント-高速道路の「黄色い車」が一堂に

高所作業車「スーパデッキ」で地上20メートルに上るイベント参加者。

高所作業車「スーパデッキ」で地上20メートルに上るイベント参加者。

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 首都高速道路(本社=千代田区)は8月28日、同社羽田補修基地(大田区羽田空港1)で高速道路の保守などを行う特殊車両と環境を学ぶイベント「夏休み親子見学会 働く車とエコを学ぼう」を開催した。

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 同社は高速道路事業の理解を広げるため昨年より定期的に、関東各地の道路施設や建設現場を見学する「首都高講座」を一般向けに開催している。今回のイベントもその一環で、定期開催としては「12限目」だが「補講」を含めると15回目の開催となった。

 当日、イベントは2回開催。それぞれ事前に応募した60人と43人の親子連れらが参加した。まず首都高の概要や同社の業務と環境への取り組みに関する説明を受け、その後に「パトロール車」「標識車」「散水車」「雪害対策車」「トイレカー」など「高速道路の黄色い車」で知られる特殊車両が次々と登場。迅速な事故処理や豪快な散水のデモンストレーションが実際の道路上の業務さながらに披露された。

 圧巻は高所の橋や高速道路の裏側での作業に使用される「スーパーデッキ」への体験乗車。参加者は6階建てのビルに相当する高さ(約20メートル)にまで上昇する作業デッキに乗り込み、雲ひとつ無い晴天の下、羽田空港や都心を見下ろした。そのほか、ミニチュアのアーチ橋の制作やパーキングエリアの廃食油でエコキャンドルを作る体験コーナーも設置された。

 埼玉県から参加した親子づれは「首都高は時々利用するがとてもなじみがある。詳しくは知らなかった特殊車両は近くで見ると迫力がある」と満足そうに話していた。

 次回の「首都高講座」は9月27日、川崎縦貫線建設現場で開催予定。

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