ANA、羽田空港で「紙飛行機」イベント-45人が組み立て、飛距離競う

自作の紙飛行機の飛距離を競う小学生ら

自作の紙飛行機の飛距離を競う小学生ら

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 ANAは羽田空港で8月23日、「ANA夏の大作戦エアポート 夏休み特別企画」の一環として、親子でANAオリジナル紙飛行機を作るイベントを開催した。

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 同イベントは同日行われた整備工場見学のプログラムの一つ。同社初の試みで、全国から寄せられた4,000組の応募の中から選ばれた45組の小学生の親子ペアが参加した。

 プログラムの内容は航空機やエンジンを間近で見学し、機体の構造や飛行原理を学んだ後、「第2回世界紙飛行機大会コンテスト」の「デザインの部」で優勝した実績を持つ同社整備士・大森正勝さんが講師となり、「ANAオリジナル紙飛行機(B747-400ポケモンジェット、B767-300パンダジェット)」の組み立てに挑戦した。

 紙飛行機は厚紙に印刷されたパーツを切り取って組み立てるもの。参加した親子ペアは大森さんの指示に従い、胴体が曲がっていないか、翼が左右対称かなどを確認しながら熱心に取り組んでいた。その後、完成した紙飛行機で飛行距離を競う「紙飛行機大会」が行われ、45人の小学生らが複数の組に分かれて自作の飛行機で飛距離を競う傍ら、親が飛ばし方を熱心に指導する姿も見られた。

 優勝したのは兵庫県神戸市から参加した小学4年生の男児で、飛行記録は13.75メートル。賞品として「B787型機」の2,000分の1サイズのモデルプレーンと羽田エクセルホテル東急のエンタテインメントルームの宿泊券が贈られた。そのほか、参加者全員にも敢闘賞として1,000分の1サイズのモデルプレーンが贈られ、イベントは盛況のうちに終了した。

 同社オペレーション統括本部長の中村克己さんは「不況や新型インフルエンザが社会に与える影響が大きい中、『こんな時こそ元気になろう』という思いでイベントを企画した。社員がボランティアで作り上げたイベントだったので、参加者の皆さんにこんなに喜んでいただけて大変うれしい。来年もまた開催できれば」と話す。

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