京浜急行(本社=港区)が販売する「羽田京急きっぷ」の対象地域に8月1日、新たに地方の3エリアが追加された。
同切符は、地方空港の交通アクセスと羽田空港から都心・横浜方面への京急線の乗車券をセットにして割安で販売するもの。地方空港から羽田に到着する航空旅客を取り込むのが目的で、同切符はこれまですでに全国の7空港アクセス事業者と共同で販売している。
8月1日より追加されたエリアと地方空港は、室蘭と札幌からの千歳空港利用と、秋田市内からの秋田空港利用。
室蘭からの「羽田京急きっぷ/新千歳・室蘭」は、高速バス「はやぶさ号」(道南バス)で新千歳空港に発着する乗車券2枚と京急線羽田空港駅~品川駅(泉岳寺駅)または横浜への乗車券2枚をセットにする。価格は大人3,300円・子ども1,660円で、最大700円の割引。販売場所は道南バス東町ターミナル(室蘭)、丸井今井室蘭店、長崎屋室蘭中央店、室蘭観光協会、京急線品川駅・横浜駅。
札幌エリアを対象とする「羽田京急きっぷ/札幌」「羽田京急きっぷ/大谷地」は、空港連絡バスの札幌市内または大谷地~新千歳空港の乗車券(2枚)と羽田空港から京急線の同様の乗車券(2枚)をセットにする。価格は大人2,500円で最大440円の割引。中央バス札幌ターミナル、札幌駅前ターミナル、大谷地案内所、福住ターミナル、西友清田案内所、麻生ターミナル、新千歳空港カウンター、京急線品川駅・横浜駅窓口で販売する。
秋田空港利用の「羽田京急きっぷ(秋田・県庁市役所前)」(名称は発着地によって異なる)、秋田中央交通の空港リムジンバスの秋田地区内~秋田空港乗車券(2枚)と京急線の乗車券(2枚)をセットにする。発売金額は、発着地が北都銀行前~県庁市役所前が2,400円。卸センター入口が2,300円など。販売場所は秋田中央交通の秋田駅西口乗車券販売所、秋田駅東口乗車券販売所、京急線品川駅・横浜駅。
いずれの切符も有効期間は使用開始日から10日間。往復分を1人で使用することも、片道ずつ2人で使用することもできる。同鉄道広報担当者によると、同切符は販売開始以来、全国の航空利用者に「好評」だという。
今回の3エリア追加で、「羽田京急きっぷ」の対象は国内9空港・23エリアとなった。