ANA羽田空港ラウンジに「不況を打ち破る」情報スペース-光岡自動車が出展

自社のスーパーカー「オロチ」の写真の前で挨拶する光岡自動車の河村賢整取締役副社長。

自社のスーパーカー「オロチ」の写真の前で挨拶する光岡自動車の河村賢整取締役副社長。

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 羽田空港第2ターミナルのANAラウンジ(本館)内に6月1日、新しいコンセプトの情報発信スペース「INNOVATIVE VOICE supported by ANA」がオープンした。第1回の参加企業として30日まで光岡自動車(富山市)が出展する。

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 同スペースの展開は、ANA商品戦略室、マーケティング会社・ハー・ストーリィ(広島市)、コンサルティング会社・ワイキューブ(新宿区)が組織する「INNOVATIVE VOICE プロジェクト」が手がけた。出張者が多く利用する空港ラウンジで、日本らしい技術・発想を通して成長する企業の情報を伝えるのが狙い。ラウンジのエントランスエリアに設置する印象的なパネル・リーフレット・商品サンプルなどで自社ブランドのコンセプトや商品・サービスを紹介し、ラウンジ利用者へ直接訴求する。

 参加企業は原則毎月1社で、来年3月まで計10社が出展する。6月は富山を拠点とする国内10番目の乗用車メーカー・光岡自動車。少量生産の自動車をすべて手作業で製造する同社のものづくりへの考え方や製品コンセプトなど、「従来の広告では伝えられない情報」(同プロジェクト)を伝えていく。ANAによると、来月以降の出展について既に飲食業や事務機器メーカーなど数10社から打診があるという。今後の参加企業は決定次第、順次発表していく。

 同ラウンジは「ANAマイレージクラブ」の上級ステータス会員やプレミアムクラスの搭乗者などが利用できる。席数は449席で、月間利用人数は約15~18万人。年齢層は30~50代が中心。

 「今後、(同様の情報発信スペースを)国内のほかの空港でも展開し、さらには相互に連携することも検討していきたい」(同)。

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