京浜急行バス(港区)とワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2、同)は6月1日より、羽田空港発着路線を含む京急リムジンバスと・アクアラインバスの全車両182台で、無線LAN(Wi-Fi)によるブロードバンド・インターネット接続サービス「Wi2 300」の提供を開始する。
「Wi2 300」は高速パケット通信のHSDPAとWi-Fiを組み合わせて、移動車両内でインターネット接続を可能にするサービス。バス車内にある無線LAN対応のパソコンやモバイル端末などから、容易にインターネット接続を実現できる。7月31日まではメールアドレスの登録だけで無料で試用可能。8月1日より、有料サービスへの移行を予定している。
同サービスでは京急バスが設置スペースの提供と告知プロモーションを行い、Wi2がバス車内にモバイルルーターなどの機器の設置・メンテナンス・サポートサービスを行う。将来的には「バス用ポータルサービス」を導入し、到着地である駅や空港の案内や広告など、位置情報に連動したコンテンツをユーザーの利用端末に配信していく予定だという。
空港交通機関では、東京空港交通(リムジンバス)が羽田・成田発着のリムジンバス全車両で6月より、Wi2の無線LANサービスによる有料インターネット接続サービスを開始すると発表している。