高速モバイル通信「UQ WiMAX」のサービスが4月20日より、羽田空港第1・第2ターミナルで利用可能になった。
同サービスを提供するUQコミュニケーションズ(港区)が利用可能エリアの拡大を発表したもの。同サービスは新しいモバイルデータ通信として今年2月、東京23区・横浜・川崎の一部をサービスエリアとしてスタート。今夏に向けて首都圏・中部・関西に、さらに本年度末には全国政令指定都市などにエリア拡大を目指す中、同日より同空港の両旅客ターミナル全域がサービスエリアとなった。
「UQ WiMAX」は月額4,480円の定額で、下り最大40Mbpsの高速データ通信を利用できるのが特徴。これまで固定回線でしか利用できなかった通信スピードを移動体で利用可能にし、各基地局のカバー範囲が無線LANより格段に広いことで高速性と移動性を兼ね備えたモバイル通信が実現するという。サービスの利用にはノートPCで使用するUSBタイプなどの専用機器の購入が必要。
「WiMAX」とは同通信が採用する「IEEE (電気電子学会)標準規格802.16」の愛称で、その普及には半導体メーカーのインテルが全面サポートしており、現在、高速通信の新規格として世界中でインフラ整備など普及の動きが進んでいるという。
「UQ WiMAX」の今後の利用エリア拡大では、全国のほかの空港でも順次整備を進めていく。