東京モノレール(港区)は、従来から好評な割引切符の販売拡大や首都圏以外のICカード乗車券との相互利用開始などで、空港鉄道アクセスとしての利便性をアピールしている。
3月14日より、これまでJR東日本の各駅のみで販売していた「ホリデー・パス」をモノレール全駅の自動券売機でも販売を始めた。同切符は土曜・日曜・祝日とゴールデンウイーク、夏休み、年末年始に首都圏のJR線・りんかい線・東京モノレール線が乗り放題になる切符。大人2,300円(小児1,150円)。発売当日限り有効。
また同日より、同社のICカード乗車券「モノレールSuica(スイカ)」が、JR北海道の「Kitaca(キタカ)」エリアの各駅でも利用可能になった。同社はすでに、首都圏、仙台・新潟、JR東海、JR西日本の各エリアのICカード乗車券との間で同様の相互利用サービスを提供している。
同社はさらに、現在発売中の「モノレール&山手線内割引きっぷ」の発売日を大幅に拡大する。羽田空港第1ビル・第2ビル駅からJR山手線内の各駅まで均一500円(小児250円)で行ける割引切符で、発売期間を従来の土曜・日曜・祝日・ゴールデンウイーク・盆・年末年始に加え、夏休み期間中の7月18日~8月31日の毎日とするもの。発売場所は羽田の両空港駅と新千歳・函館・富山・小松・関西・伊丹・岡山・広島・山口宇部・松山・高松・福岡・長崎・宮崎・大分・熊本・鹿児島・那覇の各空港に設置する同社券売機。同切符は通常料金より最大で約31%の割引きになることから従来から人気が高い。発売当日限り有効。
同社では切符とサービスの多様化を進め、羽田空港利用者の取り込みを積極的に進めていく考え。各切符やサービスの詳細は、同社のホームページで確認できる。