
東京・芝浦の大規模複合施設「BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)」(港区芝浦1)内にある商業エリアが9月1日にオープンした。
国家戦略特別区域計画の特定事業として、野村不動産とJR東日本が共同で推進している同施設。地上43階建ての「TOWER S」と地上45階建ての「TOWER N」のツインタワーから成り、区域面積は約4万7000平方メートルで、延べ床面積は約55万平方メートル。今回開業するのは、ツインタワーのうち南側にあるTOWER S。TOWER Nは2027年度に着工し、2030年度の竣工を予定している。
TOWER Sは、主にラグジュアリーホテル、オフィス、商業店舗約40店で構成する。1階~3階の低層商業エリアには、飲食店を中心に27店舗がオープン。客席は合計約1000席。同エリアは水辺や緑に面した「まちのコミュニティーハブ」をテーマとし、一部エリアを地域のパブリックスペースとして開放する。
1階は、「GREEN DINING HALL(グリーンダイニングホール)」として、カウンター、ソファ、テラス席など約350席を用意。おむすび専門店「おむすび専科」、カスタムサラダ専門店「クリスプサラダワークス」、スープカレー専門店「北海道スープカレー Suage」など6店舗が並ぶ。モバイルオーダーを採用したフードコート形式で、17時以降はスタッフが席まで料理をサーブするレストラン方式に転換するゾーンも設ける。
2階は、日中はフードコート形式、17時以降はレストラン方式でフルサービスを提供する「CANAL DINING HALL(キャナルダイニングホール)」を展開。客席は約420席で、焼き鳥店「OMINO(オミノ)芝浦」、タイ料理店「Krutt(クルット)」、海鮮料理専門店「芝浜市場」など8店舗が並ぶ。
キャナルダイニングホールに隣接して8店舗の専門店が出店。客席数は合計約230席。カジュアルイタリアン「SHUTTERS(シャッターズ)」、居酒屋「かしわ」、クラフトビール醸造所「SHIBAURA BREWING(芝浦ブルーイング)」など幅広いジャンルの飲食店がそろう。
3階はオフィスサポートフロアとして、「ファミマ!!」「スターバックス」「フラワーショップエラン」のほか、シェアオフィス「エイチワンティー芝浦」が入居する。
ショップとレストランの営業時間は、平日=7時~23時、土曜=9時~23時、日曜・祝日=9時~22時。