空港動線に注力する公衆無線LAN-「ワイヤ・アンド・ワイヤレス」が独自戦略

新しいデザインのロゴマーク 画像=ワイヤ・アンド・ワイヤレス

新しいデザインのロゴマーク 画像=ワイヤ・アンド・ワイヤレス

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 公衆無線LAN事業者のワイヤ・アンド・ワイヤレス(東京都港区)は、人々の国内移動の重要拠点のひとつである空港でのサービス展開に注力している。

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 同社は1月19日、アッカ・ネットワーク(東京都千代田区)との資本関係解消をきっかけに、「アッカ・ワイヤレス」から社名を変更。同時にロゴマークとインターネットのドメインも一新した。

 同社が提供を準備する公衆無線LANサービスは都市部全域のWi-Fi化ではなく、「人々の動きに沿って環境を整え、主要な動線をブロードバンドワイヤレスの環境に高度化・高付加価値化する」(同社)もの。具体的なサービス展開の拠点のひとつとして空港に着目。空港施設~高速バスなどの公共交通機関~オフィス街・商業集積地を利用者の動線ととらえ、旅客ターミナル・バス車内・目的地施設内のどこにいてもすぐにブロードバンドのインターネットを利用できるようにする。

 同社によると、空港は国内ビジネスマンだけでなく海外からの来訪者も多く利用することから同サービスは、外国人が日本に到着した直後からインターネット接続がまったくない環境に置かれる「デジタルデバイド」の問題も解決できるという。

 同サービスは昨年より、羽田空港を発着するリムジンバス(東京空港交通)車内で試験提供・実証実験を行っており、有料サービスを今年第2四半期に開始する予定。料金体系や他空港での展開などの詳細は現在調整中。

 PC以外の無線LAN対応の携帯端末の普及が進む中、Wi-Fiの特性や端末の位置情報などを活用した情報提供やコンテンツの拡充も進め、引き続き空港関連のサービス提供に注力していく。(取材協力=みんなの空港新聞)

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