国土交通省は2月2日、日本とタイの航空協議の合意により、タイの航空会社による羽田~バンコク間の1日1便の運航を可能にすると発表した。
運航は2010年10月に予定されている羽田第4滑走路の供用開始後の深夜早朝時間帯(22時~翌7時)で、日本企業についても同様の権益を確保した。両国の航空会社による2空港を結ぶ新路線が実現する。
同合意では成田空港の週1便の増便も認めた。これによりタイの航空会社は同空港の第2滑走路北伸工事が完了する2010年3月以降に、旅客便を週合計22便まで成田路線に運航させることができる。
2008年冬期スケジュールでは、日本とタイの間には両国の航空会社6社が旅客便を週合計90便運航する。年間輸送実績は235万人(2007年度)。
羽田空港の新滑走路供用開始後の新国際線発着枠に向けた航空交渉はすでにマレーシア・韓国・シンガポール・フランス・イギリスと合意しており、同空港から各国の都市への直行便の運航が可能になっている。