羽田空港第1旅客ターミナルの屋上展望デッキにある子ども向け遊園地「プレイランド」が、同空港を訪れる家族連れなどの人気を集めている。
同遊園地は1993年3月の同ターミナルの供用開始時にオープンした。日本空港ビルデンググループの空港専門商社・国際協商(大田区羽田空港3)が運営し、離着陸する航空機や空港施設を広く見渡せる約150坪のオープンスペースに、人気漫画キャラクターをあしらったコイン式(100円~200円)遊具・ミニゴーカートなど約25台を設置する。
その中でひときわ目を引くのは、プレイランド入り口から伸びる床に描かれた「滑走路」上に駐機するJAL機体の大型模型。子どもが中に入れる無料の滑り台で、機体デザインにはJALの旧ロゴが描かれる。16年にわたって多くの子どもたちを楽しませながら、同空港の発展を静かに見守ってきた存在だ。
同社営業部施設営業課長の中村孝司さんによると、同遊園地の利用者数は平日で約100人、週末で約250人に達することもありリピーターも多いという。園内には1人~2人のスタッフを常駐させ「利用者の安全第一をモットーにしている」(中村さん)。今後の事業展開については、旅客ターミナル全体の環境整備計画に沿って検討していきたいという。
営業時間は10時~18時(冬季は日没まで。天候などにより変更する場合もある)。