キヤノン(本社=大田区下丸子3)は今年10月、同社が運営する印刷素材を集めたコンテンツサイト「CREATIVE PARK」(クリエーティブパーク)を大幅刷新した。カードや年賀状などの印刷が集中する年末年始に向けて、幅広いユーザーの人気が高まっている。
同サイトは同社が1997年、インクジェットプリンター「PIXUS」(ピクサス)などのマーケティング展開に連動して開設した。すべての印刷素材を無料でダウンロードできる「印刷素材集サイト」で、ユーザー独自にさまざまなオリジナルグッズを作って楽しめるのが特徴。
利用可能な素材は、「カード/ギフトボックス」「ペーパークラフト」「スクラップブック」「アート」「カレンダー」「フォトギャラリー」などのカテゴリーで分類されている。
同社広報担当者によると現在、同サイト上では約7千点の素材が利用可能で、季節のイベントなどに合わせ随時コンテンツを更新・追加しているという。サイト内では素材のキーワード検索が可能なほか、週間・月間のダウンロードランキングも発表する。
カードなどのシンプルな印刷素材に加え、ユニークさで人気のあるのが「ペーパークラフト」だという。ダウンロードした部品と説明書のファイルを紙に印刷して組み立てると、精巧な飛行機・建物・動物などの立体模型が出来上がる。「利用者にも大変好評で、(独自に制作したペーパークラフトなどを)さまざまなイベントで展示・二次使用したいという問い合わせも多い。今後も引き続きコンテンツの充実を図っていきたい」(同担当者)。
同サイトは多言語に対応し、日本語のほか英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・中国語でも同様のコンテンツを利用できる。