はとバス(大田区平和島5)が3月18日より、東京23区内にある鉄道の廃線跡や橋梁(きょうりょう)を巡るツアー「東京遺産 鉄道遺構を訪ねる、バスツアー」の受け付けを始めた。
現在もレールを運ぶ貨物列車が1日数本だけ運行する貨物線「越中島支線」
東京23区内にある、これまであまり脚光を浴びることがなかった観光資産である鉄道の廃線路や橋梁を巡る同ツアー。鉄道に関する書籍を数多く執筆するフォトライターの栗原景(かげり)さん、鉄道情報バラエティー「情報特急255」や「鉄音アワーTV」などに出演するアナウンサー・リポーターの久野知美さんを案内役に、越中島支線、東京都港湾局専用線、晴海陸橋、マーチエキュート神田万瀬橋など約10カ所を見学する。
近年、街歩きや「工場萌え」がブームになり、富岡製糸場・軍艦島などの産業革命遺産も高い関心を集めている。そうした中、同ツアーでは鉄道ファンのみならず、街歩き好きや「工場マニア」、子どもから大人まで幅広い層の人たちが楽しめる内容を用意する。
開催日は、4月9日、5月21日、6月4日・14日の計4回。定員は各回40人。料金は、大人=1万4,500円、子ども=1万3,500円。