京浜急行電鉄は9月4日、ダイヤ改正を11月8日に実施し、羽田空港国際線ターミナル駅~品川駅間の最短所要時間を現行より1分短い11分とすることを発表した。
都心・品川と空港を結ぶ「エアポート快特」をスピードアップするもの。国内線ターミナル駅~品川間の所要時間も現在の15分から14分に短縮される。ダイヤ改正では、朝夕のラッシュ時間帯や土休日の夜間時間帯に、一部の普通列車の運転区間を延長して空港線直通の「エアポート急行」に変更するなどの対応も行う。
同社は今回の改正を、羽田空港国際線の発着便増加とターミナル駅としての品川駅周辺の開発に伴う利用者増加に対応し、空港アクセス全体の強化を図るものとしている。改正の詳細と時刻などの詳細は10月上旬に発表する。
羽田空港の鉄道アクセスでは、東京モノレールも現在、都心・浜松町駅から国際線ビル駅間へ最短13分で到達する「空港快速」を運行するなどし、乗り入れ2社が所要時間・駅施設・車両の快適性などを競い合っている。今後も利用者拡大に伴って、利便性やサービスのさらなる競争が予想される。