はとバス(大田区平和島5)は7月7日、2013会計年度(2013年7月1日~2014年6月30日)の訪日客向けバスツアーが前年比138.9%となり、「好調」に拡大していると発表した。
東京観光の輸送人員の合計は昨年に続き90万人を超えたものの、邦人向けツアーは前年度より微減。一方で、英語や中国語による案内の訪日客向けツアーの人員合計は6万7,712人となり、前年度より1万8,948人の大幅な増加となった。訪日客向けツアーの人員が6 万人を超えたのは、東日本大震災前の2009年度(6万1,903 名)以来4年ぶり。
ツアーの言語別内訳は英語ツアーが5万3,410人(前年度比130.7%)、中国語ツアーが1万4,302人(同180.9%)で、東南アジアの中国語圏の国や地域(シンガポール・マレーシアなど)からの利用者が増加した。過去10年で訪日客向けツアーの利用者が最も多かったのは2007年度の8万88人。
羽田空港の国際線輸送量の拡大や2020年の東京五輪などに向けた訪日外国人旅客の増加により、同社の外国語ツアーの需要は引き続き拡大傾向にあることから、今後もツアー商品とサービスの拡充にあたる予定だという。