羽田空港国際線旅客ビル、増築工事進む-新設「サテライト」も姿現す

羽田空港国際線旅客ターミナルに新設される「サテライト」部分。現在のターミナル本館から一般道を挟んだ場所に建設される。

羽田空港国際線旅客ターミナルに新設される「サテライト」部分。現在のターミナル本館から一般道を挟んだ場所に建設される。

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 羽田空港国際線地区(大田区羽田空港2)で現在、旅客ターミナルビルなどの拡張・増築工事が進み、新設される「サテライト」の構造も姿を表している。

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 同ビルを管理運営する東京国際空港ターミナル(同)による空港施設拡張工事。2014年3月に同空港の昼間時間帯の国際線発着枠の年間3万回から6万回へ倍増するに対応し、ターミナルビル本館部分を増設するほか、8つの搭乗ゲート・駐機スポットを備える「サテライト」を新たに建設する。同時に約300室のホテルの新規開業と駐車場ビルの2層の増築も予定する。

 大規模工事は昨年10月より、現行のターミナルビルの北西端を延長する形で行われている。従来駐機スペースなどだった現場には現在、大型のクレーンや重機が並ぶ。増築部分は建物全体の構造がほぼ姿を現し、本館部分から一般道路を跨(また)いで建設される「サテライト」はすでに外観の意匠構造の一部も姿を表している。近隣の高架線を走行する鉄道の車両からも現場の一部を見ることができる。

 拡張・増築後の国際線旅客ターミナルビルは延べ床面積が現行の約1.5倍となる約7万1000坪に、搭乗手続きカウンターは現在の96ポジションから144ポジションに、それぞれ拡張。航空機の駐機スポットも10スポットから18スポットに増える。

 旅客ターミナルビル増築部分とサテライトは2014年3月末に暫定供用を、駐車場増設部分は同時期に本格供用を、それぞれ開始予定。「ロイヤルパークホテルズ」(千代田区)が運営することが決まっている新設ホテルは同年9月末の営業開始を目指す。

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