国土交通省は6月28日、インドネシア航空当局との協議に合意し2014年3月以降、昼間時間帯(6時~23時)に羽田空港~インドネシア主要都市間の航空便の運航を可能にすると発表した。
羽田の国際線発着枠が3万回から6万回に増加が予定されるタイミングで、双方に1日2スロット(発着回数)を割り当てる枠組みを設定。現在、深夜早朝時間帯に限定されている発着枠を拡大する。
日本とインドネシア間の航空協議では羽田空港と同国の主要都市を結ぶ新路線の開設が、未使用の他路線の発着枠を活用して可能とすることが2011年8月に合意。2012年4月より、ガルーダ・インドネシア航空が羽田~デンパサール(バリ島)線に定期便を就航している。
羽田空港発着の国際線の昼間時間帯の運航は、東アジアの近距離路線に限定されていたが、2014年以降は長距離路線にも発着枠を認めることが決まっている。各国との航空交渉では、すでにイギリス・フランス・中国・シンガポール・タイ・ドイツ・ベトナムと合意しており、インドネシアは8カ国目。(取材協力=みんなの空港新聞)