羽田エクセルホテル東急（大田区羽田空港3）は8月24日、羽田空港にある同ホテルとANA機体工場で「航空教室 in 羽田エクセルホテル東急」を開催した。

　同ホテルが初めて主催する航空教室で、小学生以上が対象。飛行機に関する業務を知ってもらい、空港で夏休みの1日を満喫してもらおうと、ANAの協力を得て企画された。7月から同ホテルのサイトなどを通じて参加者を募集したところ、定員60人を大幅に上回る約500通・1,200人の応募があったという。抽選で選ばれた参加者は、小学生や航空ファンの親子、パイロットを目指す高校生など。北海道や山口県からの参加者もいた。

　参加者は2チームに分かれ、同ホテルのファンクションルーム（宴会場）でANAの現役運航乗務員と客室乗務員からそれぞれ航空機の運航の仕組みや仕事の内容・体験談などを聞き、同社機体工場では航空整備士や担当者から業務の説明を受け巨大な格納庫を見学した。参加者の多くは普段立ち入れないエリアの見学や移動を存分に楽しんでいた様子で、中には終始熱心にメモを取る小学生の姿もあった。

　また、エアポートホテルの特長を生かした企画として、参加者全員で昼食を同ホテル内のカフェ＆ダイニング「フライヤーズテーブル」で楽しんだほか、オプションとして希望者に前後泊を特別料金で提供した。

　同ホテルは、同空港第2旅客ターミナルビル出発ロビーに直結する。3階～7階に387の客室があり、「ランウェイビューという非日常的な空間」（同社）を体験できる滑走路に面する部屋は人気が高い。全室に高速インターネット環境を導入しロビーに主要航空会社の自動チェックイン機やフライトインフォメーション・モニターを設置するなど、エアポートホテルとしての機能をフルに備える。

　同ホテルでは、好評だった今回の開催を受けて、今後も条件が整えば同様の企画を検討していきたいという。