羽田空港国際線旅客ターミナルの拡張に伴い開業する新宿泊施設「ロイヤルパーク ザ 羽田」が5月17日、着工する。
施設はロイヤルパークホテルズの新機軸ブランド「THE シリーズ」第4 弾として展開。国際線ターミナルに隣接する地上8 階建てで、延べ床面積665.08坪。ターミナルビル3階出発ロビーに直結し、ホテル側の4階にはロビー、フロント、レストランを集約。2階から8階に全315の客室を配置する。
ホテルコンセプトは「夢みる箱」。「世界を旅する人々の記憶に残るホテルとして、機能性、快適 性はもちろん、随所に遊び心と楽しさを兼ね備えたおしゃれなシティホテル」を目指すという。日本に入国しない国際線乗り継ぎ旅客を対象に、保安エリアにも17室の客室とリフレッシュルームなどを整備し、「日本初のトランジットホテル」としてのサービスも提供する。
同事業は国際線ターミナルの拡張事業と一体的に進められているプロジェクト。同ターミナルを管理運営する東京国際空港ターミナルが建物を建築し、国内線ターミナルを管理運営する日本空港ビルデングが賃借・経営。ロイヤルパークホテルズが運営を受託する。施設計画等全体のサポートは三菱地所が行う。
東京国際空港ターミナルは新宿泊施設を「世界に一番近い日本のホテルになる。日本の『おもてなし』文化の発信拠点を目指す」としている。開業は2014年9月を予定。